みなさんこんにちわ!
保険、証券、投資信託を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーの山本です。
本日は、初めて自動車を買われた方や、自動車保険に加入される方向けに抑えておくべきポイントを勉強したいと思います。
自動車保険って、初めて加入する時、どこで入ればいいか確かに難しいですよね。
最近は、通販型自動車保険のCMを良くみるので、通販が安くていいかなと思いますが、
保険の内容も良く分かっていないし、ちょっと不安かなと思ったりします。
そうですよね
最初って、何もわからない状況なので、
どうすればいいのかわからないですよね。
今日はそんな方向けに、お話をしたいと思います!
・初めて自動車保険に加入する方が知っておくべき注意点
・自動車保険のオススメの加入方法
・自動車保険を加入する前に確認すべきポイント
・初めて加入する方は通販型自動車保険をオススメできない理由
・引き受けを断られる状況にならないための対応策
記事の内容を理解して、安心したカーライフを送ってください!
初めての自動車保険のオススメの加入方法
自動車を初めて購入された方や、親や友人から車を譲り受けて初めて自動車保険に加入される方は、自動車保険がなにかもまったく理解していない状況だと思います。
今は、自動車保険を販売する側も昔ながらの損害保険の専業代理店のみならず、自動車販売店、通販型の保険会社、ショッピングモールに入っている保険代理店など探せば色んな種類の販売店がいて、どこに頼めばいいか悩まれると思います。
そこで、混乱しなくてもいいように、いくつかのチェックポイントを抑えて判断をしていきましょう。
自動車保険を加入する前に確認すべきポイント
②自動車を購入した先で自動車保険を販売していないか?
③ご自身や、身内で懇意にしている損害保険を販売している代理店はいないか?
何故この点をチェックするか解説していきます。
①同居の方で車を保有している人を確認
理由は3つあり、等級の入れ替え、複数所有する方向けの割引、2台以上をまとめた際の割引があるからです。
自動車保険には、等級という割引制度があり、同居の親族間では車が増えたタイミング、買い替えなどで車が替わったタイミング、廃車や売却で車が減ったタイミングでのみ、等級を入れ替えることができる規定があります。
そこで初めて自動車保険を加入する時は6等級という割引からスタートするのですが、同居の親族間で等級を入れ替えたり、同居の方で11等級以上の方がいると7等級から保険をスタートできる制度があるのです。
自動車保険は主に車に乗られる方の年齢や同居の親族の運転する人の一番若い年齢で運転年齢条件を決めるのですが、若い方は保険料が高いため、等級を入れ替えたりすることで一家としての保険料を抑えることができるのです。
そのために同居のご家族の自動車保険の加入状況を把握しておくことが第一に大切となります。
同居のご家族がすでに別の車で加入されているときは、先に様々な割引の方法があるので、ご家族が加入されている保険代理店へ相談するか、購入先の自動車販売店が保険に詳しそうならば、そちらへ相談し、最適な加入方法を確認することをオススメします。
②自動車購入先は自動車保険を販売していないか?
こちらはお身内が自動車保険に加入していないケースでどこにも相談先がないケースは確認してください。
恐らく、自動車保険に精通している自動車販売店ならば、自動車を購入する過程で保険の提案をしてくるので、わかると思います。
逆にそのような提案がないのに、購入してから納車のタイミングで保険どうしますか?と聞いてくるような販売店はスキルが不安なので任せず、専業の代理店を探した方が無難と思います。
上記のステップで③のご自身や、身内で懇意にしている損害保険を販売している代理店はいないかという点に至ります。具体的には、自動車保険以外なら火災保険や傷害保険などを加入している先になります。
ここまで見てきて、何故通販型自動車保険が検討候補に上がってこないのかと、疑問を持たれた方がいるかもしれません。
その理由を説明したいと思います。
初めて加入する方は通販型自動車保険をオススメできない理由
通販型自動車保険をオススメできない理由
①保険の中身を理解していない状況で加入するのはリスクが大きい
②通販型自動車保険の会社は引き受けのスタンスが代理店経由の会社と比べて厳しい
ちょっと難しいですよね
理由を分解していきましょう。
①自己責任の通販
まず①の「保険の中身を理解していない状況で加入するのはリスクが大きい」がですが、保険は目に見えない商品であり、商品の中身は約款という一般の方がとても理解できるレベルでない細かい文言が記載された冊子によって構成されています。
簡単な対人賠償や車両保険など補償内容くらいは理解できると思いますが、運転する人が変わった時や、車、住所が変わった時などの変更などを義務付けている通知義務などをしっかり理解しないためにいざという時に保険が使えなかったという方を見てきました。また、満期の管理なども郵送やメールで案内が来るものの自分で更新の手続きを行う必要があり、満期で無保険になり、せっかく進んだ割引等級が振り出しに戻ってしまったという方も数多く見てきました。
このように、通販型自動車保険は、本来なら代理店がケアをしてくれ、セーフティーネットになってくれる部分がないためにすべて自己責任となります。
保険料は20~30%安いですが、そこで数百万、数千万の補償をする自動車保険が思った内容になっていないリスクがあると考えると、慣れていない方は、代理店を介しての加入の方が安心かと思います。
②引き受けが厳しい通販型自動車保険
次に②通販型自動車保険の会社は引き受けのスタンスが代理店経由の会社と比べて厳しいですが、引き受けのスタンスとは何か見ていきましょう。
通常保険は、保険会社や代理店がお客様へお願いをして販売していると思われていますが、それは優良(事故をする可能性が低い)なお客様に限ります。
生命保険で例えると、生命保険は加入する際に体況を告知したり、健康診断の結果を提出したりしますよね。この体況が悪い方は断ったりして、保険会社から見て悪い契約が混ざらないようにしています。
自動車保険でも事故を複数回起こしたお客様は、事故をするリスクが高いと判断した際に、保険会社が契約するのを断ったり、車両保険は引き受けできないなどの補償内容を絞ってくるケースがあるのです。とりわけ、通販会社は相手が見えない商売なので引き受け姿勢が厳しいのです。
初めて自動車保険に加入される方は6等級という割引率からスタートするのですが、1回保険を使うと原則3等級ダウンし、5等級以下のことをデメリット等級といい、各保険会社デメリット等級の方に対して、引き受け制限などを引いているケースが多いです。
その中でも、2回事故で保険を使うと1等級という一番下の等級になってしまい、更新すらさせてくれなくなる保険会社が多数あります。
自動車を初めて運転する方は当然運転技術が未熟ですし、そんな中、事故をして保険を使った後、保険会社が契約の継続断ったらどうなるでしょうか?
私の経験上1等級になったら通販会社はまず継続させてくれないですし、ほとんどの保険会社も新規での引き受けをしてくれないという経験をもっています。
そうなると事故履歴がリセットされるまでの13か月の間、無保険で車を運転することになってしまうのです・・・
もちろんそんな状況では危なくて車を運転できませんし、通勤や仕事で車を利用している方には死活問題となってしまいます。
そうならないための対応策をみていきたいと思います。
引き受けを断られる状況にならないための対応策
①余程の事故でない限り保険は使わない(デメリット等級にしない 特に1等級にしない!!)
②保険を1年ではなく、3年間などの長期分割で加入する
①保険を極力使わない!
まず①の「余程の事故でない限り保険は使わない」ですが、先の章でお話しした通り、初めて自動車保険の加入される方は6等級からのスタートとなり、1回事故をしたら3等級、2回事故をしたら1等級となります。5等級以下をデメリット等級といい、保険会社が引き受けを断ったり、車両保険を断ったりする可能性があるのです。
特に、車をローンで購入された方は車両保険が入れなくなると、全損事故が起きた際にはローンの残債だけが残るなど、経済的なリスクが増大します。
その為に少額の事故ならば自己負担で保険を使わない方がいいと考えます。
特に次に保険を使用したら1等級になる方はまず車両保険の引き受けは難しく、最悪対人、対物などの引き受けも断られる可能性が高いので保険使用は慎重に行ってください。
②長期分割で加入する
保険期間を3年にすることで満期までの期間を長くするという方法です。自動車保険は期間中に断られることはないので、契約をすれば保険料を払い続ける限り、保険は有効となります。
先ほどの例からも1年目に2回事故をして1等級になったケースで車両保険の引き受けを断られたら、車のローンはたくさん残っていますが、3年契約を結んでおけば満期の時に車両保険を断られても3年間経過しているのでローン残高も減っていますのでリスクが軽減されます。
また、長期分割保険は保険期間中事故があっても保険料が固定されているので、等級ダウンによる保険料アップが3年後の満期まで先送りできます。
長期保険の詳細は別記事に記載しているのでご覧ください。
注意点としては、長期分割の自動車保険は、代理店経由での加入となるので、1年後毎の保険料は通販型に比べて高くなる可能性がある。代理店経由であっても稀に事故の度に保険料が替わる保険会社があるので確認が必要です。
このように自動車保険は、一見単純に思えても、家族の加入状況でお得なパターンがあり、加入後も事故によって契約を断られるケースを見据えたりする必要がありとても複雑です。
万が一の時の保険が加入できないという事態にならないよう、加入先を慎重に検討するとともに、加入後の保険使用も保険会社の引き受けスタンスを一緒にアドバイスがもらえる代理店で長期分割で加入されることをオススメします。