大学生や若い方必見!投資詐欺に遭わない4つのポイント

投資

みなさんこんにちわ!

保険、証券、投資信託を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーの山本です。

本日は、身近に潜む投資詐欺についてみていきたいと思います。

受講生
受講生

詐欺ってなんで被害者が出るんだろう
ちょっと考えれば防げそうなのに・・・

先生
先生

そうですよね
ちょっと気を付ければと思うのですが、
誰もが最初は詐欺とわからないんですよね

詐欺師は人の心理を巧みについて、皆さんの大切な

資産を奪い、時には人間関係まで崩壊させてしまうので
金融リテラシーをしっかりつけて自分の身を守りましょう!

 

 

この記事でわかること
・投資詐欺でよく使われるポンジ・スキームのからくりがわかります
・詐欺師の手法がわかります
・詐欺に絶対遭わない方法がわかります
記事の内容
・ポンジスキームとは
・詐欺師の手法
・詐欺の見分け方
・詐欺にあったら・・・
そんなに難しいこと内容ではないので、ポイントをしっかり押さえて詐欺に合わないよう心がけましょう!

ポンジ・スキームとは

投資詐欺の90%以上はポンジ・スキームと呼ばれるものです。日本では、出資金詐欺に分類され、「出資したお金を運用し、運用益を出資者へ還元する」という触れ込みの元、出資を募る詐欺スキームです。
ポンジ・スキームの名前の由来はアメリカの詐欺師「チャールズ・ポンジ」から名付けられた言葉です。

ポンジ・スキームのからくり

①元本保証・高利回りを謳い、出資者から資金を集める
②出資者には、アフィリエイト的な紹介報酬制度を設け、次なる出資者を募る仕組みを構築
③集めた資金は運用せず、後から出資した人の資金を先に出資した人への配当金に流用
④次なる出資者が出る限りはスキームが続くが、新たな出資者がいなくなるか、
ある程度の金額が集まった時点でドロンし、配当が止まり出資者は詐欺と気付く

簡単に説明するとこういうスキームです。
出資者が集まらなくなると配当金がストップし破綻。その時には胴元と連絡が取れず、詐欺と気付いても後の祭りというわけです。
それでは何故、こんな単純なカラクリに人々はひっかかるのでしょうか?
詐欺師がどういう心理を利用し、出資を集めるか見ていきましょう。

 

詐欺師の手法

詐欺師は投資家の心理を熟知していて、様々な罠を仕掛けて、カモ(出資者)が現れるのを待っています。

ポンジ・スキームに引っかかるわけ
①投資ネタが時の流行りをもってくることで、高利回りが可能と錯覚させる
例:オンラインカジノが流行っていて儲かるから出資しないか?
この暗号資産は絶対に上がるがまだ上場前だから先に出資しないか?
FXの自動売買で高利回りで運用できる仕組みがあるので出資しないか?

これらは、一見流行りのもので、年30%などの高利回りが期待できるというと、信じてしまう可能性がありますので注意が必要です。

②出資した後も、詐欺師グループは頻繁に連絡を取ってきたり、グループラインなどで様々な有益な情報を伝えてくる
詐欺師グループは巧妙で、出資後すぐに連絡を途絶えません。なぜなら、あなたがもし出資した場合、次なるカモを連れてくるのを望んでいるからです。
投資セミナーや有識者しか入れないグループLINEに招待などし、組織がまともであることをアピールし信頼をさせます。

③出資後、予定通り配当金を支払う
予定通り配当金が支払われると、あなたはこのスキームはすごいかもしれない!と思い、紹介報酬制度に多額のインセンティブがあることを思い出し、友人などに声を掛けるでしょう。
ここにも心理をつく罠があり、人間は元本を配当金や紹介報酬制度で回収すると、詐欺スキームであろうが信頼しきってしまいます。そこで更なる紹介報酬をもらうために多くの友人に勧誘をしてしまいます・・・

如何でしょうか?
ちょっと怖いと思いませんか?
数か月前、有名お笑い芸人の方もこのような暗号資産のポンジ・スキームに嵌り、本人だけでなく多くの後輩お笑い芸人を巻き込んでしまい、芸能事務所を退所されるという悲しい事件がありました。本人は、被害者なのに、仕事を失い、後輩にも損失を与えてしまったのです。ポンジ・スキームは本人だけでなく、周りの方も巻き込んでしまう怖いものということを覚えておいてください。

現実にこういった詐欺の勧誘は、大学などの公的な場でも行われていますし、会社でも一人でも詐欺にかかった人がいたらその人から勧誘を受ける可能性があり、誰もが詐欺に巻き込まれるリスクがあるということを知っておきましょう。

次に、詐欺の見分け方を見ていきましょう

詐欺の見分け方

詐欺の見分け方は簡単です。
①元本保証
②高利回り
③高額な紹介制度がある
④金融商品取引所に登録されていない業者が募る募集

これら一つでも当てはまるものは詐欺と思って間違いないです。
まず①元本保証から行きましょう。
結論からいうとあり得ません。
生命保険でさえ、会社が破綻し、どこも買収先がみつからず、事業が飛んでしまった時に保護機構によって保証されるのは90%です。
あなたに声をかけてきた名前も聞いたことがない会社が日本生命や第一生命より、信頼がおけますか?

②高利回り
次に年率30%を超えるような利回りの商品で元本保証できる商品はこの世の中に存在しません。
高利回りで有名な商船三井の配当が18%くらいですが、株価は上下しますし、時価総額が1兆円を超えていて、すぐ倒産は考えにくいですがそこよりも持ち込まれた案件のリスクが低いと思いますか?

③紹介報酬制度
①、②がもしこの世にあったとしたら、③の紹介制度とか不要ですよね。自分で全財産投入して儲けますよね!!③がある時点でも詐欺とわかります。

これだけ覚えておいてもらえると詐欺には絶対に掛かりません!

また、最後の④も予備知識として覚えておいてください。
法律上、投資家へ出資の勧誘をできるのは、財務局(金融庁)の登録を受けた業者のみであります。
具体的には、ホームページなどに金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第〇×号などと記載がある業者に限られるということです。
こちらは金融庁のホームページ https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html で調べることができます。

詐欺に遭ったら・・・

もし、このようなポンジ・スキームの詐欺にあった場合、判明した時点では首謀者とは連絡がつかず、資金を回収することはほぼ不可能と思っておいてください。
仮に警察に相談したところで詐欺であることを立証することは難しいでしょう。

何故なら、首謀者は運用に失敗したため、配当金が支払えなくなったと言い訳ができるからです。詐欺を立証できる証拠をつかむことができれば、警察も動いてくれますが、難しいと思います。

投資詐欺の具体的な相談は、金融庁の【金融サービス利用者相談室】というものがあります。
・電話での受付
・受付時間:平日10:00~17:00
電話番号:0570-016811(IP電話からは03-5251-6811)におかけください。
※「事前相談(予防的なガイド)」は、0570-016812(IP電話からは03-5251-6812)におかけください。

このブログをご覧の方は詐欺に掛からないと思いますが、もしご友人などから詐欺かもしれない勧誘を受けたりしている場合は、アドバイスしてあげてください。

日本は、お金の基本的な知識を学ぶ機会がなかったために、金融リテラシーを得る機会がなく、投資詐欺に引っかかりやすいと言われています。

一人でも多くの方がお金に関する基本的な知識を身に付け、安心して日々暮らせるよう、お金の学校では、今後も必要な情報を発信していきたいと思います。

 

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