みなさんこんにちわ!
サイドFIRE達成し、海の近くでゆっくり過ごす投資家兼独立系ファイナンシャルプランナーの山本です
今日は昨今アメリカの金利に世界中が注目していますがその「金利」と「株価」の関係について見ていきたいと思います。
先生!なんでアメリカの金利がこんなにニュースになるんですか?
アメリカの金利は世界中の景気に影響するからなのです。
今日は景気や株価を占うには金利がどれだけ大事かというお話を
したいと思います。
・金利と株価の関係がわかります
・現在の状況がどういう状況かがわかります
・投資初心者は今どういうことをすればいいかがわかります
金利と株価
現在の情勢
今、どうしたらいいの?
金利と株価の関係
金利と株価の関係ですが、記事のタイトルにあるとおり、片方が上がれば片方が下がるシーソーの関係です。このことを逆相関関係といいます。
ここでは企業、個人、投資家の3者の立場から見た状況を見ていきましょう。
ご覧の通り負のスパイラルです。金利上昇が失業率増加まで影響してしまいます。
次に個人です。
こちらは変動金利でお金を借りている方。これから家を買おうと思っている方には大きなダメージをもたらします。
また、企業が採用抑制することで失業率が上がり、失業者が増加すると消費が落ち込むという問題があります。
最後に投資家から見た目線です。
このように、金利上昇局面で投資家は、価格が変動する株式投資より、ノーリスクで高い金利が貰える預貯金に資金を移します。
また、企業の今後の動きを先読みし、借り入れコスト増大により経営圧迫や設備投資が減ることの成長スピードダウンを予測し、株式からお金を吸い上げる動きが強まります。
このように3者いずれから見ても、株価には良い材料にはならないことがわかります。
次に現在の情勢を見ていきましょう。
現在の経済情勢
この記事を書いた9月22日はたまたまアメリカのFOMCと日銀の政策金融決定会合があり、アメリカは0.75%の利上げ。日本は原状据置を発表しました。
この通り、日本は低金利を維持。アメリカはインフレ抑制の為に大幅な利上げを継続しています。
このために金利格差拡大で円安ドル高が加速し、年初から20%も円安になりました。
一方、金利上昇でアメリカ株は下落し、S&P500は年初来21%下落(9月22日現在)しています。
日本はアメリカと比べ、インフレ率は高くないが、これからは急激な円安、原材料、資源価格の上昇によるコストプッシュインフレ(供給サイドが要因のインフレ)が顕著となってきます。10月の様々な品目の値上げはみなさんもニュースなどでご覧になられているとおもいます。このインフレ分、お給料が上がっていればいいのですが、現実は物価上昇を補うだけの賃金上昇はなされておらず、日本人の購買力(買う力)が落ちるという別の問題を抱えています。(日経平均株価は年初来で7%の下落)
今、どうしたらいいの?
この章は事実の解説ではなく、今後の予想となりますので私見を記載します。投資に関する判断はみなさん自身の判断でなさるようにお願いいたします。
つみたて投資を行っている方は是非継続してください。
ドルコスト平均法の考えのもと、株価下落時に、多くの株を買えるというメリットがあるので、下落時は資産構築のチャンスと捉え、つみたてを継続することをオススメします。
私も、リーマンショック、ギリシャショック、コロナショックと大幅な下落を経験しましたが、つみたてを継続したことで結果的に資産を増やすことが出来ました。
直近で使い道がある方や、つみたての資産がかなり増えた方。
こちらは判断が難しいところでご自身がリスクを許容できるなら保有のままでいいと思います。ですが、下落すると使い道のお金が足りなくなる方など5年以内に必要額を確保されたい方は一度現金化されることもありかと思います。
これから投資を始めようと思っている方。
こちらは大チャンス到来間近です!
まとまった金額を投入せず、つみたてで少しずつ投資を始めて下さい。
私自身は4月からキャッシュポジションを高め、5月から売買はしていない状況です。
確定拠出年金も1千万を超えているので、さすがにここから30%とか暴落すると辛いので現在は元本保証商品に切替て、毎月のつみたてだけ継続している状況です。
私のような個別株を見る力のないインデックスファンドの投資家は、金利情勢を見ることで相場の大局を見ることができ、大やけどをすることが減ると思うので、投資初心者の方は、参考にして下さい!
今後の注目ポイント
・アメリカの金利の状況
・インフレ率の参考となるCPI(消費者物価指数)の推移
・原油価格の推移
・景気判断の目安に使われる雇用統計の失業者数の推移
このあたりの指標をウォッチしていきたいと考えています。
まとめ
如何でしたでしょうか?
投資初心者の方にとっては金利と株価の意外な関係が分かったと思います。
現在のアメリカような金利上昇局面では株価は下がる可能性が高い
つみたて投資は続ける(ドルコスト平均法のメリットを得るチャンス!)
近い将来に使用予定やまとまった資金を投じている人はリスク許容度により判断
投資は気長に行うもので、長い目で見たら世界経済の成長が株価を支えてくれるはずなので、のんびりマイペースで行いましょう!
お金の学校では、机上の話だけでなく、自らが人体実験してきた投資体験も踏まえ、お金に関する情報を発信していきますので今後ともよろしくお願いいたします!