みなさん こんにちわ!
保険、証券、投資信託を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーの山本です。
本日は、数年前から流行りだしビジネス書なども数多く出ている「FIRE」について話をしたいと思います。
FIREって何?
どうやったら早期退職できるの??
会社を辞めて何するの??
FIREって何か凄いこと。憧れのようなイメージで本や雑誌で言葉が躍ってますよね。
正直、私もこの言葉が出た時に、すごく憧れを抱き、めちゃくちゃ調べました!
何か憧れますよね!
ただ、遠い世界のことのような気がして・・・
大丈夫!
私はサイドFIREという形でサラリーマンを辞めて好きな仕事をしていますが、そんなに難しいことではないです!
今日は生き方の考え方という少し抽象的な話もあると思いますが、私の経験談も踏まえながらFIREについて一緒にみていきましょう!
・FIREについての定義、考え方
・FIREではなく、サイドFIREが今の日本では必要であること
・日本の会社組織の変化
・国際社会から見た日本の現状
・これからの働き方
・アメリカで生まれたFIREについて
・日本版サイドFIREを広めたい
・サイドFIREを目指すべき理由
FIREとは
FIREは英語の「Financial Independence,Retire Early」の頭文字を取った言葉です。
日本語に訳すと「経済的自立、早期リタイヤ」という意味になります。
元々はアメリカで100万ドル(1.3億円)の資産をため年4%で運用すれば毎年4万ドル(520万円)を使っても元本の1.3億円を崩すことなく生活できるという考えから生まれたものです。
人によって、生活費が異なりますが、FIREの定義上では年間支出の25倍という考えです。
日本円ならば年間の生活費が400万の方なら1億円の資産を築くことを指します。
FIREに対する考え
私もサラリーマン時代に一時この言葉に憧れたことがありましたが、Retire Early(早期リタイヤ)に疑問を持ちました。
早期リタイヤは絶対すぐにボケるやん!?😫
1億貯めるなんて無理!!
1億貯めるシミュレーションも調べました。これは金融庁のHPにあるシミュレーションです。
年利7%の運用で税引き前でも何と毎月20万円の投資を20年継続!!!!
これどう思います??
かなりの高年収や夫婦バリバリの正社員の共働きの方なら可能かもしれませんが、普通無理ですよね・・・
そこで、私はアメリカ版FIREではなく、サイドFIREを目指せば日本はもっと活気ある国に生まれ変わると考えています!
サイドFIREを広めたい!!
先生はサイドFIREされたと言ってますが、サイドFIREって何ですか??
仕事をするなら今と同じじゃないんですか??
サイドFIREは、決められた場所で決められたことをして働くサラリーマンと違い、好きな場所で、好きな仕事を自分の裁量で行って生活ができる状況のことを言います。
具体的には趣味の延長でやっているアルバイトやフリーランスの収入と資産運用からの所得で生活することです!
FIREとサイドFIREを比較しました
FIRE | サイドFIRE | |
状況 | 資産所得*>生活費の状態 金融所得のみで生活ができる状態 資産も切り崩さない状況 仕事はしていない |
資産所得*と労働所得*>生活費の状態 |
具体例 | 資産1億円を創り、配当所得を年間400万得ながら生活する |
資産所得*月10万と好きな仕事で20万を稼ぎ月30万円で生活する |
メリット | 仕事をせずに遊んで暮らせる | 自分で仕事量をコントロールしながら社会と繋がれる |
デメリット | 暇 社会と繋がりなくなる | 与えられた仕事をやってきた人には辛い 自分がやりたい!という仕事がない方は向いていない |
*資産所得 株の配当や不動産賃貸収入といった、資産を投資することによって得られる所得
*労働所得 自分の好きな場所で好きなことをしながら得る収入
仕事用を調整できるアルバイトやフリーランスでの収入
如何ですか?月20万円ならアルバイトでも手が届きますよね?また、ご結婚されている方ならパートナーとそれぞれ10万から15万ずつ稼げば労働収入は確保できますよね?
あとは月10万円の資産所得をどう作るかです!
月10万円の資産所得に必要な資産
利回り | 必要な資産 |
4% | 3,750万円 |
5% | 3,000万円 |
6% | 2,500万円 |
7% | 2,143万円 |
8% | 1,875万円 |
9% | 1,667万円 |
10% | 1,500万円 |
こちらは計算しやすく所得税、住民税合算で20%もしくは配当所得20%で計算したものです。
経済的自立の入口である、月10万円の資産所得の作り方は別記事で紹介しているのでこちらをご覧ください!
確かに月10万円入ってくる仕組みさえ作れば、サイドFIREってできそうです!
ただ、働くんなら今のままでもいいような気がするし・・・
もちろん今の仕事が好きなら続けるべきです!
ただ好きな仕事でもいつかは定年という強制的に退職させられる制度が待っています。
今は老後が20年、30年と長いのでそこを楽しむために自分でできる楽しい仕事というのを見つけておくと人生の充実度が更に拡がると思います!
確かに!老後って長いですもんね!65歳で定年してから好きな仕事をしようとしても若いころと比べて体力、気力が違いますよね!
そうなんです!
お金の為の副業というより、自分の人生の充実度アップのための「福業」を今から探していくことが大事です!
次に誰もがサイドFIREを目指す必要がある理由を見ていきましょう!
サイドFIREを目指す必要がある理由
会社組織の変化
サイドFIREを目指す必要がある理由の一番目に会社組織の変化があります。
年功序列の崩壊
これは皆さんもうすうす感じられていると思いますが、年功序列はもう期待していないですよね。
実際、ほとんどの会社が年功序列を廃止し、実力主義となり、年下の上司というのも珍しくなくなりました。
終身雇用の崩壊
大企業の経営トップからの発言をもとに終身雇用崩壊が現実的になってきています。
2019年 トヨタ自動車 豊田章男社長
「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」強い組合組織といった日本社会の典型のような会社だったのでニュースで大きく取り上げられました。
2021年9月 サントリー 新浪剛史社長
「日本経済の復活の為に、成長産業への労働力を移動させる必要がある。そのために企業の新陳代謝を高めるために定年退職年齢を45歳に引き下げるなどの個人は会社に頼らない仕組みが必要」
私が退職した保険会社でも今までは会社の中の個人だったが、これからは個の人生の中の会社という風に考え方を変えていこう動きになっていました。
これら日本の代表企業のトップが相次いでそういった発言をした背景には、今の日本企業の生産性の低さ、雇用の流動性では新しい産業が出てこず、諸外国にどんどん遅れをとり、衰退していくという危機感があります。
日本の現状
大企業のトップが危機感を持っているのはわかったけど、本当に日本ってまずい状況なの?
仕事はあるし、ご飯も美味しいし!
普段生活している分には気づかないですよね
私は今の日本を「ゆでガエル」と例えていますが、
そろそろ井戸の中の温度があがってきていて、
大変なことになる気がするのです
「ゆでがえる」の状況とは、問題がゆっくり進んでいった時に、手遅れになることを例えた言葉です。熱湯へカエルを入れるとびっくりして逃げ出しますが、水に入れて少しずつ沸かしていったときに気付かず死んでしまうことを例えています。
何て怖いことを・・・
どういうことか教えて下さい!!
・超高齢化社会、少子化による人口減
・働き手の減少による社会保険、税収不足問題
・バルブ崩壊後の長期にわたる低成長
・量的緩和政策による大量の国債発行による日本円の信頼喪失
以上のように日本が抱える問題は人口の構造的な問題から、日本銀行の政策、企業の雇用流動性がないために起こる生産性の低下と心配な問題がたくさんあります。
日々の暮らしの中では気づきませんが、海外旅行に行く人は行くたびに行先の物価があがっています。
本来、行った先の国の物価が上がるということはその国の紙幣の価値は下がっているので、その通貨に対し円高になっていればいいのですが、残念ながら日本の長期に渡る国力の低下で為替はそんなに変わらず日本人の海外での物を買う力(購買力)は年々衰えています。
その逆に海外の方から見たら毎年給料があがるのに日本円の価値はそのままなので日本のものは安く感じ、インバウンドの需要が激増しました。
今までは国内での消費では問題がありませんでしたが、いよいよ過度の円安による輸入物価の上昇で、私たちの財布に影響が出るようになってきました。物価に連動して給料が上がればいいのですが、おそらく今の状態では物価の上昇率より給料はあがらなくなり、個人が国内での物を買う力も衰えてしまう可能性が出てきました。
また、コロナショックで実行されたゼロゼロ融資のおかげで企業倒産が抑えられてきましたが、支払うものを支払えない債務不履行の状態や、債務超過となっているが存在しているゾンビ企業が16万社もあり、コロナ融資の返済が始まったここ数か月で倒産件数も増えてきています。
このような状況の中、私たちは国や会社に頼らず、自分で稼ぐ、生きていく力を身に付ける必要があると考えています。
日本の現状については別記事で詳しく解説します!
個で働く時代に
以上のように会社が年功序列、終身雇用を廃止し、非正規社員を増やす流れで会社におんぶに抱っこでは、行き詰まる可能性が出てきました。
会社では今までのメンバーシップ型から個人の能力に応じた仕事を行うジョブ型雇用に変化していますし、WEB3で注目されているDAO(分散型自立組織)でどこの組織にも属せず働くということが増えてくるでしょう。
また、国も海外と比べ相対的に負けている状況で輸入品のインフレが始まり、今まで通りの生活が出来なくなる可能性が出てきています。
そういった時代に対応するために、先に上げたFI(経済的自立)も大切ですが、定年のない、自分の好きなことで稼ぐということ(サイドFIRE)をサラリーマンのうちから副業などで準備する必要があると考えます。
・自分の好き、得意を仕事にすることで自身の市場価値がわかる
・会社と異なり定年がないため、好きな仕事をずっと続けられる
・60歳や65歳で定年になってから新しいビジネスをするのはリスクが大きい
・サラリーマンの固定給が貰える状態で始めるのが精神的に余裕が出る
副業解禁の流れは、企業が終身雇用を保証しないよというネガティブメッセージにも取れる一方で、サイドFIREを目指す方には追い風と思うので、好きな仕事でお金をもらうということにチャレンジしてみて下さい!
まとめ
如何でしたでしょうか?
目指すは自分の好きな場所で好きなことをしながら得る収入&資産所得で生計を立てるサイドFIRE!
サイドFIRE達成のために
・10万円の資産所得を作る資産形成の準備をする
・好きな仕事(福業)を探し準備する
人生100年時代の長すぎる老後に対し、一生好きな仕事で現役を貫く定年のない個で働く必要性!
サイドFIREの状況が作れれば嫌な仕事を辞めて、人間関係に疲弊せずに自分の好きなこと、興味のあることをしながら社会と繋がっていくいことが可能です!!
節約&節税→余ったお金を投資
福業探しではポイ活や、物販などを経験
その後、本業に親和性があったFP業に専念したいと思うようになる
本業をしながら、FPの資格取得、税務、確定拠出年金の資格を取得
経済的自立の目途が立った時点でマイクロ法人の設立
1年後、サラリーマンを辞めて独立
私の強みとして、自ら人体実験を行い続け、経済的自立を達成し自分のやりたい仕事(FP業)をしているので、机上の話ではなく、実体験として語れるのが他の独立系ファイナンシャルプランーと違うところです!
私でよければサイドFIRE達成へのシナリオ作り、ライフプランの戦略を一緒に考えます。
経済的自立のためのステップはこちらにも記載しています。
当社は保険代理店および証券仲介業でないため保険、証券、投資信託の勧誘は一切ございませんので安心してご相談ください!
ご相談はこちらからお願いします!
プロフィールにも書きましたが、一人でも多くの方が義務感から解放され、「今を生きる」方が増えて欲しいと思っています。
是非、サイドFIREへの一歩を踏み出しましょう!!
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