みなさんこんにちわ!保険、証券、投資信託を販売しない独立系ファイナンシャルプランナーの山本です。
本日は、経済的自立達成の入口である、月10万円の資産所得の作り方の話をしたいと思います。
10万円の資産所得って言葉では簡単ですが大変ですよね
けれど時間を味方にして、ゆっくり焦らずにやっていけば、
可能です!!
色んな疑問も出ると思うのでその都度立ち止まりながらやっていきましょう!
・経済的自立を目指す人がやるべきことがわかります。
・月10万円の資産所得の作り方がわかります。
・経済的自立への目標設定
・経済的自立への取り組み
・利回りごとの運用事例
・元手資産の作り方
経済的自立の定義
FIREの頭文字2文字でもある、Finacial independence(経済的自立)の定義はさまざまですが、私は会社、上司、ユーザーなどにしがみつくことなく、自身が本当にやりたいことを行える状態になったと定義しています。
サラリーマン、自営業者ともに、明日の生活費の為に会社に行かなければならない。こどもの学費捻出の為に出世して昇給が必要で上司に忖度をしないといけない。本当は取引を辞めたい厳しい要求をされる大口のお客様と収入の為に付き合い続けなければならないなど我慢することってありますよね。
そこを捨て、好きな場所で、好きな人と好きな仕事に没頭できる状況もしくは、その状況を捨てなくてもいつでも捨てられる精神的余裕がある状況と考えています。
経済的自立への目標設定
経済的自立するためにどうすればいいのとお悩みの方がいると思いますが、一つ一つかみ砕いていけば頭が整理できると思います。
STEP2 自身の資産と負債の把握(ストック)
STEP3 ライフイベントの把握
STEP4 目標の設定
STEP5 目標と現実の乖離の把握
STEP6 実現可能なキャッシュフロー表(ライフプラン表)の作成
STEP7 立てた目標に足してプランを実行!!
STEP8 年2回振り返りを実施
STEP1 自身の収入と支出の把握(フロー)
まずは家計の収支把握です。
ご自身の給与とボーナスで年間の手取り(収入を把握)
その後、月々の支出を図ります。家計簿アプリなどで図ってみて下さい。
それにプラスして突発的に必要となる大型家電や家具。友人の結婚式や旅行といった大型出費を50万~100万みます。
それで年間の収支を把握します。
このSTEP1が最も重要と言ってもいいかもしれません!
給料内で生活ができているか?そこから貯金ができるか??
これがマイナスですと、家計の大幅な見直しか、転職など収入をあげる動きをする必要があります。
STEP2 自身の資産と負債の把握(ストック)
次に、ご自身の現在の資産と負債の状況を把握します。
資産とは、預貯金、株式、不動産などのことを言います。
マイホームの方は売却したらいくらくらいかだいたいでいいので把握します。
負債は住宅ローン、奨学金、カーローン、カードローンなどを指します。
負債で、金利が5%を超えるような高いものがある場合、株などへの資産投資をする前に返済に全力注ぎます。
STEP3 ライフイベントの把握
将来予想される大まかなライフイベントを把握し、その費用を可視化します。
代表的なものとして、結婚式、新婚旅行、マイホームの購入、こども教育費、車の購入などがあげられます。
もちろん、お子さんの人数や、お子さんが将来進む進路(文系、理系)などにより金額は大幅に変わりますがおおよその費用を考えます。
車は平均7~9年といいますが、大事に乗れば15年とか乗れますし走行距離により変わります。
そもそも大都市圏の方で電車通勤している方はカーシェアやレンタカー生活で代用できるか家族でライフプラン表を作成するにあたり見直すのもいいかと思います。
ちなみに我が家も車は愛知県から東京へ引っ越しする際に手放しました。
今は、レンタカーで不便なく暮らせています😄
STEP4 目標の設定
次に目標の設定をします。
例えば、15年間で総資産3,000万にするなどです。
これは、ご家庭により、何歳まで今のサラリーマンを続けるか、独立して好きな仕事を始めるかみなさんそれぞれ思い描く何年後にいくらの資産を築くと考えてください。
STEP5 目標と現実の乖離の把握
そして、現状の貯蓄額から7%の運用を続けた場合、どうなるかシミュレーションを行います。
そこで目標とする年に金額が到達できるかを考えます。
金額が足りない場合、運用に回せる金額を増やすことが出来ないか、もしくは目標とする年をずらすか検討します。
ここが一番難しところです。
現状の生活を切り詰めすぎても今の生活に不満が残ります。
家計を俯瞰的に見て無駄がないか。現預金など過剰にないかなど今ある資産をどうするかも検討が必要です。
STEP6 実現可能なキャッシュフロー表(ライフプラン表)の作成
STEP5で修正ができたらいよいよキャッシュフロー表(ライフプラン表)の作成です。
雛形は金融庁のホームページやネットで探せば色々出てきます。
少し骨の折れる作業ですが、仕事と同じで毎年の目標額が見えることにより、目標達成への意識が高まります。
STEP7 立てた目標に足してプランを実行!!
ここまで来たら後は実行するのみです!
もし、みなさんの中で、夫婦の資産の状況などをオープンにしていない方がいらっしゃれば、この表をつくるためにお互い開示が必要になるのできっかけにしてください。
STEP8 年2回振り返りを実施
最後は、年2回の点検です。
点検のよい時期としては、ボーナスが出た後の7月と年末年始がゆっくり家族で話し合えるのでいいタイミングがオススメです。
特に年末年始での点検ではライフプラン表で掲げた年末の資産額とどれだけの差が出ているか。
差が出た原因を振り返り翌年の課題にします。
乖離した要因が翌年も続くようであれば、翌年以降の目標を修正する必要があります。
金融資産が多い方は株の価格言動で大幅に資産が変わりますが、それよりも、年間の手取りと支出が目標に対してどうだったかを注目してみていただければと思います。
次は経済的自立への取り組みをみていきたいと思います。
経済的自立への取り組み
元手資産の増やし方
前記のライフプラン表を作成するために、いくらの投資を何年何%で運用すればいいかと疑問に思った方がいると思います。
ここでは仮のケースになりますが、ブログのタイトルのとおり月10万円の資産所得を作る方法をみていきましょう。
先生 月10万円の資産所得魅力的ですが、元手っていくら貯めないといけないのですか?また、月10万円でサイドFIREって可能ですか??
元手ですが、何%で運用するかによって変わります。
また、月10万円というのは、ご家庭の状況にも変わります!
月10万円の資産所得を得るためには元手が必要です。
具体例で見ていきましょう!
月10万円の資産所得を得るために必要な資産
利回り | 必要な資産 |
4% | 3,750万円 |
5% | 3,000万円 |
6% | 2,500万円 |
7% | 2,143万円 |
8% | 1,875万円 |
9% | 1,667万円 |
10% | 1,500万円 |
こちらは計算しやすく所得税、住民税合算で20%もしくは配当所得20%で計算したものです。
利回り5%なら3,000万円×=150万円の金融所得 そこから税金を30万年(150万円×20%)を納めて年間120万円の金融所得の手取りとなります。
利回り5%というとちょっとハードルが高いように感じるかもしれませんが、時価総額1兆円を超える海運会社や銀行、IT企業の配当でも存在します!
もちろん株なので時価は日々変動するので不動産ほど安定はしません。
大阪、神戸の都心不動産ならば築年数が浅い区分所有のマンションでも5%を超えます。(東京では築浅物件は市場に出ないです)
利回り10%となると1,500万の資産で達成が可能(1,500万円×=150万の金融所得 そこからの税金を引いて手取り120万円)となりますがリスクが大きくなります。(リスクとリターンは一緒に上がります)
私が別事業でやっている古家の再生投資ならば10%~15%の利回りが期待できますが、思わぬ修理代が発生したり、リフォーム代金も購入時には確定しない等のリスクもあります。
とは言っても他の利回り10%の投資よりかは遥かに低リスクなのと土地が最後に残るので投資しています。投資中級者以上の方なら始めてみてもいいかもしれません。
それでは、5%の利回りで運用すると仮定し、3,000万円の資産を形成するための積立額を見ていきましょう。
如何でしょうか?
月10万円で年利7%の運用ならば15年で達成が可能です!!
先生!!月10万 年間120万なら共稼ぎ世帯なら何とか貯金可能かもしれませんが、年利7%って無理じゃないですか??
また、増えたお金に対する税金考慮していないですよ!!
おっ!鋭いところに気づきましたね!
確かに年利7%と税金どうなるの?と思いますよね。
まず、年利7%ですがこちらの表を見て下さい
積立NISAランキング画像
みんかぶサイトから出した2012年8月から2022年7月の過去10年間のつみたてNISA商品のランキングです。全世界株式なら7%を超える実績が出ています。
もちろん、リーマンショック後の上げ相場期間と円安の加速で成績が良くなっているのですが、世界株式がたいていどの証券会社のサイトを見ても7%の利回りというのが記載されています。
次に税金の話をしましょう。
これはまだ確定ではないのですが、岸田総理の掲げる資産所得倍増計画の中で、つみたてNISAの非課税期間の恒久化や年間投資額の拡大を検討しているんです!
今はつみたてNISAは一人年間40万円なので夫婦で80万、一般NISAだと一人年間120万まで投資できるのですが非課税期間が5年なので、そこで一旦利益確定するかNISA枠で再投資が必要なのです。
今、出来ることは一般NISAで世界株式連動型ETFを買うことですが、NISA制度の改善は金融庁と政治家のお墨付きですし、きっと5年以内に税制が変わる信じてこの記事を書いています!!(要望の提出先は財務省)
平均利回りが7%なんて信じられない世界があるんですね!
上がったり下がったりして平均だから今年みたいに年初から20%も下がることもあるけど長期で考えれば大丈夫な気がしてきました!!
税金も国が国民の資産形成を応援してるんですね!
そうなんです
我が家がサイドFIREできたのも、インデックスファンドの積立を月15万円ずっと継続してたからですし!
確かにリーマンショックの時やコロナショックの時は悲惨なことになったけど、長期で運用すると覚悟決めるしかないです!!
覚悟かぁ 確かに強い意志や目標がないと株が暴落した時とか心折れそう・・・
ですよね なので一人で抱え込まずご家族みんなで状況を共有すること。
目標であるライフプラン表をしっかり作ることが重要なんです!
あと月10万円で足りるの??という話を少ししたいと思います。
サイドFIRE達成のための必要な金融所得
こちらについて、家族構成や持ち家か否か、そもそもの価値観による満足できる生活費と答えが個々で異なるというのが本音ですが、平均的なデータでみていきましょう。
総務省が2020年に実施した家計調査では4人家族の平均支出額は32万円でした。
しかし内訳をみると住居費が2万円しか計算されていなかったので、実際には生活費30万円+住居費と考えた方がよさそうです。
地域により賃貸住宅の賃料や家を購入された方なら住宅ローンの返済額は異なりますが、仮に住宅費用が10万円と仮定した場合、一か月の生活費は40万円となります。
そこから資産所得が10万円入るので夫婦で15万円ずつで30万円稼げばいい計算になります。
如何でしょうか?15万円ずつならば、お互いフリーランスや趣味の延長のアルバイトなどで可能になってきませんか?
地方へいけばタダ同然の家もあるので住宅費がゼロになると夫婦10万円ずつの稼ぎでも可能になります。
如何でしょうか?
色んな仮定の上での計算になりますが、月10万円の投資を15年間続けるとサイドFIREできる可能性が高まるというのをイメージできたかなと思います。
一度しかない人生ですから会社のルールに何十年も縛られ続け、定年という強制退社後、やることがないという人生はあまりにもったないと思います。
好きなことをしながら、時間場所しがらみに捕らわれない自由の実現。一度、考えてみることをオススメします。
まとめ
①まずはライフプラン表の作成し、目標設定することが重要!
②目標に向かい即実行!!
③年2回状況を把握する
④達成後は不動産投資や時価総額が大きい企業の高利回り株でインカムゲインを得る!!
10万円の資産所得をつくるためには、まずは目標設定が重要です。
その準備として家族の資産状況を開示し、ライフプラン表を作ってください。
恐らくそれだけでも年間の収入と支出の状況がわかり、家計の改善に役立つと思います。
そこから更にステップアップし、どういう人生を送りたいか。
お子さんがいらっしゃる方ならば教育の方針を話したり、将来世界一周旅行などの大イベント企画したりと夢を語り合うことができます。
私自身も大学を卒業し、入社した時点からライフプラン表を作成し、年2回振り返ってみます。収支の把握、資産状況が判りお金の通信簿を付けているようで面白いです!
もちろんまったく予定通り行ってなく(笑)(55歳まで入社時の会社にいる予定でしたが40歳で離脱😅)、良い時悪い時ありますが、自分の考えや知見の変化、資産運用の重要性など気づきもたくさんあります。
経済的自立を目指していない方もお金について将来的な目標を作り年1回でも振り返る機会があるといいので是非ともオススメします!
作成方法が分からない方はファイナンシャルプランナーへ相談ください。
もちろんFP業は私の本業でもあるので私でよければ経済的自立へのシナリオ作り、ライフプランの戦略を一緒に考えます。
経済的自立へのシナリオは自分自身が人体実験しながら歩んできた道であるので、机上の理論以外のところもアドバイスできます!
当社は保険代理店および証券仲介業でないため保険、証券、投資信託の勧誘は一切ございませんので安心してこちらまでご相談ください。
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